Wednesday, March 30, 2016

スタンフォード大学で感じたアメリカの大学の良さ by Tomo

お久しぶりです、ともです。
厳しいマディソンの冬も終わりに近づき、3/8はなんと17度の陽気になりました。大学に面しているMendota湖の氷も融けて、風はまだ冷たいですが、ちらほら半袖短パンを着た生徒を見かけるようになりました。
Science Hall前、雪も溶けて草が青々としてます、奥には融けたLake Mendotaも見えます

学生たちは一週間の春休みを終え、中間試験のまっただなか。私も休み明け二日目に物理の試験がありました…来週の木曜に数学と心理学の試験、フル単位取った今学期はほぼ毎週何らかの試験に追われています。

つかの間の春休みの間、 私は父とサンフランシスコに行きました!長く同じ所にとどまっていると、休みくらい遠出をしてキャンパスから離れたくなるものです。
奥にはSan Francisco の高層ビル、3ヶ月ぶりの海!!!
Madisonはアメリカ中部にある町らしく、あまり高低差がありません。(なので自転車はとても有効な交通手段です。)San Franciscoはその真逆、家一軒一軒が斜面に立っていたのもかなり驚きでした。友人曰く、San Franciscoで車がないと生活がとても大変だそう、納得できます。
ちょっとした裏道でさえ坂道、足腰強くなりそうです

この旅で一番心に残ったこと、それはアメリカに来てから初めてウィスコンシン大学以外の大学、スタンフォード大学を訪れました。
学生がみな春休みでほぼ出払って、校内はVisitorがほとんどでした。Visitorの中には、もちろん地元に住んでいる人もいますが、私が驚いたのはほとんどのVisitorが外国から来た学生だったということです。
スタンフォード大学の中心、すべての建物の屋根の色が統一されていました
School tourの学生に1人にVisitor50人ほどが列をなしてついていく様は圧巻でした。受験生たちの熱心さと大学進学への意欲が伝わって、自分の受験していた時のことなども思い出しました。

約半年の留学を経て、アメリカの大学に入ってよかったなと思ったことの1つとして、その選択の幅の広さがあります。専攻を3年生までに決めればいいというのは、進路を医学のどの道に進もうか迷っている私にとっては、考える時間を与えてくれた素晴らしいメリットです。また、専攻を一旦決めても、変更できることも大きな強みだと思います。

もう1つのメリットはスタンフォード大学やウィスコンシン大学でみた、学生たちの日常にあります。成績を維持しつつ、学生個人個人に個性や特徴が求められるアメリカでは、みな勉強以外に何か打ち込めることをもっています。春休みの真っ只中でも、スタンフォード大学の陸上選手は一心不乱に練習をつづけていました。私も大学に入ってからの一学期目は合唱とモダンダンスの授業を取りました。たった2単位の授業で、卒業に必要な単位を満たすような授業ではありませんでしたが、その道のプロの先生方が、丁寧に、熱意を持って教えてくれました。ダンスの先生にいたっては、30人ほどのクラスメート全員の名前を覚えてくれて、一人一人の動きにアドバイスをくれました。勉強以外のこと励めることは、ストレス解消以上に、自分の新たな側面を発掘する大事なきっかけにもなりえます。そしてその新たな側面が、自分のやりたいことの方向性を、より自分に適したものに変えうる力があると思います。
去年所属していた合唱団、150人規模!
オーディションを通った地元の人たちと学生が構成メンバーです


バリバリ働いているかっこいい高校の先輩に言われたことが、若い頃は一流の経験をたくさんしなさい、ということでした。何を自分の一流とするのは人それぞれで、自分の能力を引き延ばすヒントをくれることを、私なりの一流の経験だと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございます!もし、留学を考えている人がいて、大学に入ってから何がしたいか、何をしようかなんて考えてみても面白いかもしれません。

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